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3.2.楓荘住人コウタ(耕太) 声:鈴木千尋(少年時代は生天目仁美) 本作の準主役であり、キーパーソンの一人。北海道出身。大学に通う為8年ぶりに鎌倉にやってきた学生。いとこのユカから建物の掃除を毎日することを条件に使われていない料亭「楓荘」にタダで住むことになる。その際、由比ヶ浜に流れ着いていたルーシー(にゅう)を発見し、彼女を楓荘へ連れて行き一緒に暮らす事にする。最初はカナエの形見の貝殻を割ってしまったルーシーに対して激怒するなどしたが、徐々にルーシーと心を通わせていき、後に角沢教授の下から逃げ出した際に記憶を取り戻したルーシーが楓荘から去ろうとした際には「楓荘がルーシーの居場所だ」と彼女を引き止めた。楓荘の住民の中で唯一の男性である。女性にはそこそこもてるが、デリカシーの無い性格。しかしルーシー(にゅう)の角にも偏見を持たず、マユの境遇を見兼ねて手を差し伸べるなど面倒見も良い。8年前の鎌倉で起きたある事件の被害者であり唯一の生存者であるが、その事件に関するすべての記憶をショックから失っている。それに関連して、妹のカナエと父親の死因をそれぞれ病死と交通事故死だと思い込んでいる。 8年前に家族で鎌倉に遊びに来た際にルーシーと出会い、彼女の角を見て「かっこいい」と口にするが、角のせいでいじめられていたルーシーからは拒絶された。その後日に再びルーシーと再会、彼女を川や動物園に連れて行って一緒に遊び、ルーシーの心を開いていった。しかし、ぼんぼん祭でユカに抱きつかれている所をルーシーに見られてしまったことで彼女がDNAの声に従うきっかけを作ってしまう。その後、江ノ電で帰る途中電車の中でルーシーと再会したが、その際ルーシーが人を殺すところを見ていたカナエからルーシーから逃げろと言われるもカナエの言う事を全く信じず、彼女が嘘をついていると決め付け「カナエなんか大嫌いだ」と言い放ってしまう。その直後に目の前でカナエと父をルーシーに殺され、豹変したルーシーの言動を目の当たりにしてショックを受け、このショックから事件の記憶を失った。 後に楓荘が能宗らに襲撃された時、コウタを攻撃しようとしたシンシアがルーシーによって腹部を両断されたのを目の当たりにした際にフラッシュバックを起こし、父とカナエがルーシーに殺されたことを鮮明に思い出す。それによってルーシーを憎むようになり彼女を遠ざけるが、物語終盤で自分を守る為にベクターを行使しすぎて体が溶けたルーシーの姿を目の当たりにしたことで彼女を赦し始めるが、その直後にルーシーはDNAの声に乗っ取られてしまう。その際幻影となって現れたルーシーとにゅうに頼まれ、8年前にルーシーと交わした約束を果たし、ルーシーを手に掛けた。 全てが終わった後、ユカとの間に娘が産まれ、彼女に「にゅう」と名づける。その数年後、娘と共にルーシーとの思い出の場所を訪れた時にルーシーがいじめっ子に殺された仔犬の墓に埋めたコウタに宛てた手紙を発見し、それによってようやくルーシーを赦す事が出来た。その後、コウタがルーシーの面影を持った双子に出会う場面で物語は締め括られている。 アニメ版ではマリコが江ノ島に現れた際、白河がルーシーに殺されたのを目の当たりにした事で父と妹がルーシーに殺されたことを思い出すが、終盤までルーシーを赦さなかった原作とは異なり、マリコと蔵間の死後ルーシーに自分の想いを伝え、彼女を赦した。ユカ 声:能登麻美子 鎌倉出身。コウタのいとこで春から一緒の大学に通うことになっている。コウタがにゅうになにかエッチなことをしないかどうか見張る為という建前を得て、楓荘に一緒に住むことになる。成績は良い方だがコウタと一緒の大学に通いたい一心から偏差値の高い大学を蹴っている。そのくらいコウタのことが好き。嫉妬深い一面もある。恥ずかしさを誤魔化すため等でコウタによく暴力を振るう。極端に感じやすい体質でもある。原作の最終話ではコウタと結ばれ、彼との間に娘を設ける。マユ 声:萩原えみこ 由比ヶ浜のボートハウスで犬のわん太と一緒に暮らす中学生の家出少女。家族は母と母の再婚相手である義父がいたが、義父が彼女に性的虐待を続けたため耐え切れなくなり家出。コウタ達が落とした傘を頼りに楓荘に訪れ、以後住み込むことになる。後に彼女の境遇を知ったコウタが彼女の母に連絡を取って彼女の住民票を移して楓荘に住み込ませ、その後は鎌倉の学校に通うこととなった。マユの回想では彼女の母親は娘より新しい夫の方に関心を向けているらしい描写があり、後にマユが養父からの性的虐待を告白した際には娘に暴力を振るうようになった。義父に受けた仕打ちにより、男性に対して不信感を抱いているが坂東だけは平気。初期はコウタに対しても好感を寄せていたが、コウタとにゅうの入浴シーンを目撃してから不信を抱き、距離を取る様になった。時々コウタに対して毒を吐いている。 後に黒帽子の男が楓荘に乗り込んできた際に彼に襲われるが、間一髪のところで坂東に助けられる。その後坂東がルーシーに敗れて死んだ後は彼に代わって毎朝浜辺のゴミ拾いをするようになる。最終話で由比ヶ浜に戻ってきた坂東と再会を果たした。わん太 声:??? マユと一緒に行動する犬の姿をした不死身生命体。本来の名はジェームスといい、元々別の飼い主に飼われていたが、飼い主の元から逃げてマユの元で暮らすようになる。物語の最後でマユの元を離れ、いずこかへと去っていった。作者がアニメ化に際して唯一注文を付けたキャラだが普通の犬になってしまい、ファンを落胆させた。ノゾミ(原作のみ) ユカの後輩。死んだ母親のようにオペラ歌手になるために親に内緒で音大受験を目指している。歌が上手くソプラノ・ドラマティコと呼ばれる日本人では数少ない声帯の持ち主だが、その声帯は日本人では希有な存在な為か故に喉が脆いというリスクを負っている。その上、緊張するとおもらしをするクセがあるので、常におむつを装着している。得意な歌曲はフーゴ・ヴォルフの「エルフェンリート」。 後に志望していた音大の入試に合格するが、そのお祝いの最中に能宗の特殊急襲部隊が楓荘を襲撃。その際ルーシーと特殊急襲部隊との戦闘に巻き込まれて喉を負傷し、声が出なくなってしまう。その後治るかどうかわからないと医者に宣告されたが、最終話では一つだけだったもののセリフを喋っていたので(歌に支障がないほど治ったのかはわからないが)声を出せるようになった模様。ちなみにこの時は以前のような小声(小さな文字)ではなく普通サイズのセリフだった。アニメ版では彼女は登場せず、代わりにコウタが幼い頃ルーシーに聞かせた「Lilium」(アニメ版のオープニングテーマ)のオルゴールがノゾミの役割を果たす。
概要|
あらすじ|
登場人物|
ディクロニウス|
楓荘住人|
国立生態科学研究所所員|
その他|
その他(過去)|
用語解説|
舞台|
単行本|
読切版|
テレビアニメ|
CS帯|
UHF帯|
DVD|
スタッフ|
放送局|
主題歌|
サブタイトル|
アニメと原作の相違|
脚註|
関連項目|
外部リンク|
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